どんな人にも仕事の給料についての不満や悩みはあると思います。
サラリーマンをやっていると、誰しも今の会社での自分の給料に満足がいかず、他の会社のほうが多いように感じてモチベーションが下がることが一度や二度は必ずあることだと思います。
そんなもやもやの気持ちを、この記事を読んで一緒に解決し、この先のサラリーマン生活を気持ちよく過ごすようにしていきましょう。
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隣の芝は青く見える効果あり
まず、人間の心理として「隣の芝は青く見える」ということわざ通り、自分より他人の方が良く見えることがあります。
当然、世の中を見渡せば、常に自分は頂点にいるわけではないので、冷静に考えると、自分の会社より給料がいいところもあれば、もちろん逆にもっと待遇の悪いところも、どちらもそれなりの数があるはずです。
しかし、大抵の人間は悪い方には意識が行かなくて、「自分のいるポジションよりいいところがある」という点のみにフォーカスを当ててしまいがちです。
では、今の自分より給料の良い会社の内情はどうでしょうか。
たとえ自分の会社より給料がよくても、本当に他の条件も含めてトータル的に考えて、単純に給料が多い会社のほうがいいと言えるのかを冷静に見る必要があります。
例えば給料が良くても、自分の休みたい時に全く休めなかったり、頻繁な夜勤、シフト勤務、勤務地移動、などなど、給料の高い会社と今の会社を比べてみてください。
必ずしも、すべての条件が給料の高い会社のほうが勝っているとも言えないはずですが、「給料が高い会社」ということのみ「青く」みえてしまうことがよくあります。
冷静な目で、もう一度細かな点に目を向け、しっかりと比較し、そのうえで現状の会社と他社の給料を比較してみましょう。
給料についての悩みや不満を解消する考え方のポイント3つ
①長年続ければ給料は上がる
たいていの会社では、長年続けていけば、その額はまちまちではありますが、それなりに給料は上がるでしょう。
日本の会社は、大体において毎年昇給するので、そうとうブラックな企業でない限り、長く勤めていればそれなりに昇給はしていきます。
しかし、転職を繰り返していると、転職した時には一時的に上がることもあるかもしれませんが、年齢に関わらず新しい会社では新人なので、昇給は次の年からになります。
いろいろ調べて転職する労力と、何もしないで上がっていくのと、比較してみると必ずしも前者のほうがいいとも言えないはずです。
会社のリサーチ、転職サイトへの登録、段階を経ての面接などなど、転職における労力は、想像をはるかに超えるものです。
また、基本的に日本の会社は、努め始めた数年間は給料が低い場合が多いといえます。
これは会社側の考えとして、すぐにいなくなる可能性のある人には極力お金を支払いたくなく、何年もこの会社で働いていてくれている人に出来るだけ給料を上げるシステムになっているといえるからです。
日本において、給料ドロボーと見えてしまう勤続年数ばかりの嵩んだ働かないおじさんと見える人が多いのはそのためです。
逆に言うと、多少給料が低かったとしても、ある程度の期間、我慢して転職を繰り返さずにじっくりその会社でやっていけば、後々それなりになっていくということです。
②ベストな会社は無い
すべてにおいて自分の思い描くパーフェクトな会社はないと考えること、が重要です。
一つ良い条件があったとしても、その分他の面では条件が悪かったりするものです。
全てにおいてあなたの条件に当てはまる、都合の良い会社は何処を探したとしても有りません。
③もっと下はいくらでもある
あなたの現在の給料よりも、もっと条件が悪かったり、給料が少ない会社も周りにはたくさんあるということを知ることも大切です。
世の中ピンからキリまでたくさんの会社が存在するなかで、ピンだけを見れば羨ましいなと思う気持ちもあると思いますが、同じ数だけキリも存在するわけで、今の会社で生活が困っているわけでないならジタバタせずに、世の中こういうものと割り切ったほうが気が楽です。
消費を増やすことを考えるより、浪費を減らすことを考える
消費を増やすことを考えるより、浪費を減らすことを考えるというのも楽しむ方法になります。
あなたは朝食は毎日どうしていますか?
朝食をコンビニで買ったり、出勤途中でお店で食べたりしていませんか?
家でご飯を食べるとか、用意する時間がなかったりめんどくさかったら、買っておいたパンでもなんでもいいので、まずは朝食は家で食べてから出勤する習慣をつけましょう。
では、昼食は毎日どうしていますか?
毎日ランチは外食と決めたりしていませんか?
毎日でなくてもいいので、無理のない範囲で自分で弁当を作ってみると、ランチに余計なお金を使うことも少なくなります。
弁当なんて、インスタ映えような皆に自慢できるようなものを作ろうと思わなくていいんです。
5分あれば作れる簡単なサンドイッチを作って持っていく、でも十分立派な弁当です。
では、飲み物はどうでしょう?
毎日コンビニや自販機で飲み物を買っていませんか?
会社にカップを常備して、お茶を入れて飲めばティーバッグ代だけですみます。
もし買うとしても、コンビニではなくて、スーパーで買っていけば半額ぐらいで抑えられます。
月に何回、お店で飲み会を行いますか?
などなどと、数えればキリがありませんが、減らせるものはいくらでもあることが分かってもらえたと思います。
給料を求めて転職しても、結局転職先で苦労する
最近では転職が当たり前になってきました。中には転職を繰り返す方も多いようですが、たとえ転職したとしても苦労が無くなるわけではありません。
例えば、転職した友人の話では、転職先で苦労していたり、たまに会うと愚痴をこぼしたりすることも普通にあります。
なぜなら仕事はそういうものであり、何処に行っても何かしらのメリットがあればデメリットもあるもの。そのため、苦労が無くなる…ということはありません。
とはいえ、会社に不平不満を言ったところでどうにもならないし、ジタバタしても仕方がないもの。
そのため、もし給料がもっと欲しい・お金を貯めたい…というのであれば、浪費を減らすことから始めてみるのがベストです。
私は基本的に、食費にあまりお金をかけないようにしています。朝食は食パンベースです。これなら時間もかからずお金もかかりません。昼食も家にいるときならパスタ、オートミールなどが時間もお金もかからないので多いです。
会社で食べる際にも、あらかじめスーパーで冷凍食品を買っておいて、会社のレンジで温めて食べていました。東京で外食をすると、大体一食で1000円はかかるので、高すぎて外食は控えるようにしました。
自販機、コンビニでものを買うことは、年間通しても1回2回または皆無です。出先で自販機しかおいてないときに、仕方なしに利用するぐらいしか使わないですね。
確かに、若い頃はコンビニ飯で済ますことも多くありましたが、突き詰めると色々削れるものがあるんだなとわかってきました。
まずは自分にできるコトをやる。そしてそのあとで転職等をする必要がある…という事であれば、挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
会社に属して会社から給料をもらう働き方をしている限り、会社とは会長や社長、もっというとその株主の会社であり、自分の会社ではありません。
あなたの会社ではないので、当然自分の思うとおりにすべてのことはかないません。
たとえ自分が今勤めている会社をやめて、他の会社に行ったところで、今よりずっと給料を多くして、作業内容や労働環境全て自分好みにすることは不可能です。
なぜなら、たとえ転職して会社が変わったとしても、そこは自分の会社ではない、という事実は変わらないからです。
自分でリスクを負って会社を作り、従業員を雇い管理し、その上で自分の給料のアップを図る。
そういうチャレンジをしないことがサラリーを頂いて働くということであり、他人の会社で不平不満ばかり言っていても何も生まれません。
こういったことを改めて認識し、しっかりと現実を受け入れましょう。