どんな人でも、「なぜそこで気持ちを抑えることができないんだろう？」、このような状況に直面した経験があることと思います。
中には、それは言い過ぎ…と思う様な乱暴な発言を平気でする人や、心無い言葉を投げかけてしまう人もたくさんいます。
または、泣いたり怒ったりという喜怒哀楽をそのままストレートに出してしまう人。
感情の沸点は人によって異なりますが、なぜ我慢ができなくなってしまうのか。
今回は、それぞれの人の性格や特徴について考えてみました。
Contents
我慢ができない人の特徴
まずはカンタンに、我慢ができない人の特徴をあげていきます。
日常生活や仕事において、我慢ができない人というのは主に以下の4つの特徴が見られます。
- 我慢する必要性を感じていない
- 心に余裕が無い
- 自分が正しいと思い込む
- 感情のコントロールが苦手
詳しく見ていきます。
①我慢する必要性を感じていない
始めに言えることは、「我慢をする必要性を感じていない」と言う事です。
人として社会で生きていくうえでは、様々なルールというものがあり、社会秩序を保つためには、これらを個々が守ることが必要です。
たとえ感情的な場面であったとしても、我慢して自分の理性を保つことは必要です。
しかし、我慢ができない人とというのは、そのルールなどに従う必要性を感じていない場合が多いです。
なぜ、自分の思うままに発言してはダメなのか、なぜ行動してはダメなのか。
他の人の目や気持ち、感情を考えずに行動してしまうのでしょうね。
②心に余裕が無い
これは、何か特別な状況になった時にも起こり得ますが、心に余裕が無い時に我慢ができない人は多いです。
誰にでも言えることですが、どうしてもこれだけは成し遂げたい、といった自己中心的な気持ちが高ぶってしまい、他の事や状況に関しては一切無視している、または、見えなくなってしまうということはよくあります。
そのため、その感情を我慢せずに、ひたすらその感情のままに行動してしまうと、心に余裕のない状況になってしまいます。
③自分が正しいと思い込む
次に、自分が正しいと思い込んでしまっているパターンです。
このような状況に陥った時は、たとえ周囲の人がアドバイスをしたとしても、聞き入れるものではありません。
中には、他人からの意見は要らない、私の行動が常に正しいのだ！…そんな王様のような考えを常日頃から持っている人もいるでしょう。
その場合は、自分のすることが間違っていないと信じ込んでしまっているため、他者の制止も聞き入れることができず、結果的に我慢ができないということに走ってしまう状況になりがちです。
④感情のコントロールが苦手
他には、我慢ができない人の特徴としては、感情のコントロールが苦手ということも挙げられます。
「我慢しなさい」と言われた時に、どうしても残念な気持ち、怒りの気持ちなどが少なからず生まれるものです。
そのような時、その感情を抑え込むことができず、感情のままに自分勝手に行動してしまう感情のコントロールが苦手な方もいることでしょう。
簡単に言うと、感情に行動が支配されている、理性よりも感情で行動する様な感じでしょうか。
我慢できない人と接するポイントは？
では、我慢できない人と上手く接するためには、どのようにすればいいのでしょうか。
こちらを見ていきましょう。
個人的には、上手く離れて距離を保つことが必要だと思います。
我慢ができない人というのは、その状況にもよりますが、精神的な部分でケアが必要な時もあります。
いいように言えば、全てを実行に移せる行動力のある人、ということでもあるので、天才肌ではあります。
しかし、仕事などでそのような人と関わる場合には、周りと協調して仕事を進めることが困難なため、仕事全体として上手く回らない場合がほとんどでしょう。
自分が仕事を離れる・職場を変えるといった対処をして、上手く乗り越えることが必要だと考えます。
自分が我慢できなくなったら？
基本的に人が我慢できなくなった時というのは分かりやすいモノ。
上司に何かしらの嫌味を言われ続けて怒ってしまったり、上手くいかないことが続いてその怒りをモノに当たってしまったり。
はたから見ていても、「うわぁ」って思うほどに目を引いてしまうものですよね。
しかし、これが自分だった場合、実はその状況に気づけなかったりするんですよね。というのは、我慢できない時って客観的目線で見ることができなくなっているモノです。
なので、もし自分自身が我慢が苦手だと感じることがあるなら、まずは以下の事を実践してみましょう。
- その状況から離れる
- 相手の気持ちを考えてみる
- 鏡を見る
詳しく紹介します。
その状況から離れる
何かしらの怒りや悲しみの感情を出してしまいそう、我慢ができなくなってしまい周りに迷惑をかけてしまいそう、と感じた時は、まずはその場・その状況から離れてみましょう。
そして外に出て、大きく深呼吸し、気分転換を試みてみましょう。
誰しも、いつまでもいつまでも感情が高ぶったままと言う事はありません。
そのため、時間を置いて戻ってくるといったことをしてみると、感情を落ち着かせることができ、気分を新たにすることで、自分の過ちを修正したり、感情のコントロールが出来るようになると思います。
相手の気持ちを考えてみる
人と人とのコミュニケーションにおいて、我慢ができなくなったのなら、逆に相手がどう思っているかを考えてみましょう。
自分自身の感情に支配されている状況では、周囲が見えなくなっていて、他の人のことなど考えの外に出てしまっています。
そんな時、「今、この人はどういう気持ちだろう、どん思っていいるのだろう？」などと、相手の事を考える癖を付けてみると、多少なりとも冷静になることができます。
鏡を見る
最後に、自分の顔を鏡で見てみましょう。
自分の感情に支配されてしまっている状況とは、言い換えると、我を忘れてしまっている状況とも言えますね。
なので、その時自分がどのような表情をしているかをじっくり観察するのです。
自分の顔を見ると、多少なりともハッとする時があります。
その時に顔を洗って、ひとまず冷静を保ちましょう。
おわりに
このように、我慢ができない人の特徴や対処法については様々な方法や考え方があります。
我慢できない人とはいつでも【自分】が感情の中心であるため、他の事が考えられない場合が多いということでしょうね。
そのため、まずは自分自身の感情を発散し、感情をぶつけ、自分の問題を解決しようとする意思が働き、様々な行動をとるのでしょう。
逆に言うと、問題解決意思や実行力が高いといえるのかもしれませんが、その一方で感情によって、仕事や環境まで影響され、左右される可能性のある存在とも言えます。
自分自身が「我慢ができない人」である場合は、我慢ができなくなったらまず、その場から離れることを心がけましょう。
そして、他の人が「我慢ができない人」である場合は、その人から自分が距離をおくこと.が最もカンタンな対処法と言えるでしょう。
